テントやタープ設営の必須アイテム、ペグ。
ほとんどテントやタープには細い金属製のものやプラスチックのペグが付属されています。
ただし設営の条件によっては付属ペグではまったく役に立たない場合もありますし、
ペグの性能によって設営や撤収の効率が全く変わってきます。
そんなときに強い味方になるのは鍛造ペグ。
キャンパーにとっては必須アイテムともいえる鍛造ペグ。
今回は、我が家が使い分けているエリッゼステークとソリッドステークの紹介と比較をしてみたいと思います。
鍛造ペグ
鍛造とは、その名の通り金属を鍛えて作る加工方法。
鉄製なので重たいですが、その分とても頑丈です。
固い地面や石や岩がある地面でもガンガン入っていきます。
そして叩きまくっても曲がらない、折れない、つぶれない強度をもっています。
柔らかい地面であれば付属ペグでも問題ない場合もありますが、固い地面だとまったく歯が立たない場合もあります。
鍛造ペグはそんな地面でも安全にテントやタープを固定してくれる強い味方です。
エリッゼステーク
エリッゼステークは、新潟県燕三条の村の鍛冶屋が製造する鍛造ペグ。
エリッゼの名前のとおり楕円形のペグになります。
この楕円形のおかげで打ち込みのときに地中でくるくる回ることがないのでしっかり地面を固定することができます。
我が家の鍛造ペグデビューはこの28cmのエリッゼステークだったので
なんとなく愛着をもっていてメインペグとして長く愛用しています。
ちょくちょく買い足していつの間にか30本以上になっていました。
カラーバリエーションが多いのも良いですね。
ソリッドステーク
ソリッドステークは、おなじみのスノーピークが製造する鍛造ペグ。
このソリッドステークの登場でペグは新たな価値を与えられたといっても過言ではないと思います。
我が家はなんとなくこのソリッドステークに手を出せず仕舞いでしたが、
2年前から30cmのものを少しずつ我が家のペグラインナップに加えていっています。
ソリッドステークはヘッドが円柱形でハンマーの打ち込みがしやすい形になっています。
エリッゼステークとソリッドステークの違い
エリッゼステークとソリッドステークを比較してみました。
かなり固い砂グラウンドでの打ち込みやすさ&抜きやすさチェックもしています。
長さ
エリッゼステークは28cm品、ソリッドステークは30cm品を比較しています。
ソリッドステークは10cm単位でラインナップされていますが、エリッゼステークは2cmほど短いラインナップです。
形
上で紹介した通り、エリッゼステークは楕円形、ソリッドステークは円柱形をしています。
またペグのヘッドは、エリッゼステークはフックとヘッドが一体に、ソリッドステークは円柱形のままです。
打ちやすさ
ヘッドの形状が円柱形のソリッドステークのほうが打点が定まって打ちやすいです。
入りこみやすさ
あまり違いは感じません。
しいて言えば、楕円形のエリッゼステークのほうが地面への入り込みはエリッゼステークのほうが良い気がします。
抜きやすさ
ペグを抜くときはフック穴にハンマーの先を入れ込んで抜きます。
ペグを回してしまえばエリッゼステークのほうが抜きやすい気がします。
値段
ともに一本数百円の商品ですが、少しだけエリッゼステークのほうが値段が安いです。
おまけ
ペグハンマー
鍛造ペグにはそれなりのペグハンマーも必要。
我が家は2本のハンマーを使い分けています。
村の鍛冶屋の焼入れ鍛造ペグハンマー
最初に購入したペグと合わせて購入しました。
先端のひっかけがペグのフックに合うのでペグを抜きやすいです。
打ち込みは、まあ普通です。。。
MSRのステイクハンマー
もう一つハンマーが欲しくなって購入したのがコレ。
軽さと見た目に惹かれて購入しましたが、意外と使いやすいです。
特に打ち込み時のヘッドの狙いやすさと力の伝わり具合は気にいってます。
最近はこちらがメインの打ち込みハンマーです。
ペグケース
ペグが増えてくるとペグケースも欲しいところ。
我が家はChumsのツールボックスバッグを使っています。
ペグ40本、ハンマー2~3本入れると10kg近くになりますがそれなりの耐久性もあり使いやすいです。
まとめ
今回は、キャンプ2大鍛造ペグのエリッゼステークとソリッドステークの紹介と比較をしてみました。
ペグだけで言うとお互い良いところがあり性能も甲乙つけがたいと思います。
でも、どちらかのペグがあればほとんどの条件でもしっかりとテントとタープを安心して固定できます。
あと違いはハンマーとの相性になるのかもしれませんね。
以上、「キャンプの必須アイテム。我が家の鍛造ペグはエリッゼステークとソリッドステークを使い分け。比較もしてみました。」でした。
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